2020年夏アニメ「GREAT PRETENDER」がNetflixにて独占先行配信開始!
ネタバレ・感想レビューしていきます。
※ネタバレご注意ください※

CASE3-2『Snow of London』
美術界の007と呼ばれるオークショニアに一泡吹かせるため、ロンドンで動き出すローランたち。シンシアは、愛と芸術に満ちた懐かしい日々を思い出す。
出典:Netflix
「GREAT PRETENDER」配信ページ
考察①若き日のシンシア
考察②赤いバラ
考察③モントーヤ



【考察①若き日のシンシア

若き日のシンシアはカフェで働きながら女優を目指しており、ある日、画家を目指す青年トーマスと出会います。夢に向かって生きる若い2人は自然に惹かれ合い、慎ましくも愛と芸術と希望に満ちた生活を送っていました。

このように、『夢を追う若い2人が共鳴し合うものの、”大人”になるにつれてすれ違い、やがて別々の道を歩き始める(からこそかつての若き日々が輝いて想われる)』という設定は古典的なパターンで、有名なところでは「LA LA LAND」でも使われていました。

このパターンの場合「若き日の2人の輝き」「別れるに至った経緯」が見所で、その描き方の違いが作品性となって現れます。
若き2人が輝いているからこそ別れた現在とのコントラストが明確になり、その経緯が緻密で繊細であるからこそ、視聴者はより一層もどかしさを感じられるのです。

シンシアとトーマスの場合、2人がなぜ別れたのか?トーマスは現在どんな生活を送っているのか?3-2ではまだ描かれていないので、今後に期待です。


【考察②赤いバラ】
前回記事でも触れましたが、CASE3では「赤いバラ」が印象的に使われています。
CASE3-2では、コールマンがファラに贈る花束や、若きシンシアが働くカフェに飾られている絵も赤いバラです。

赤いバラの花言葉は「愛」「美」「情熱」「熱烈な恋」。

純粋な愛と美で結ばれた若きシンシアとトーマスを表す一方で、彼らとは対照的な(純粋な愛と美で結ばれてはいない)コールマンとファラの間にもバラの花を用いることで、”皮肉”めいた印象を与えています。


考察③モントーヤ
トーマスが模写したモントーヤの「接吻」という絵は、CASE1に登場したカッサーノの豪邸に飾られていました。CASE1を見たときに、カッサーノの豪邸の中で絵のタッチがあまりにも浮いていたので気になっていたのですが、まさか他のCASEで回収されるとは。


現在のところ、個人的にはこのCASE3が一番好きです。
「GREAT PRETENDER」はもともと画面設計がお洒落な作品なので、フランス・ロンドンを舞台にしたアートを巡る物語で、その良さが存分に発揮されていると思います。

コンフィデンスマンJP Blu-ray BOX
ポニーキャニオン
2018-09-19