第11話『逢魔が刻
〜告発者Xの正体と拐かし事件の意味〜

町内の商家で子供の行方不明事件が頻発するが、そのどれもが数日のうちに戻ってくるという。だが依頼主の成田屋の子は既に1か月ものあいだ行方不明。京助は、朔太郎や胡堂を巻き込み体調不良の啄木に代わって調査を進めていくことに。そんななか突然、成田屋の子供が帰ってきた。果たしてこれで一件落着なのか?
一方、環の死によって解決したかに思われていた告発状事件が再び起きる。啄木は真犯人である告発者Xの解明に乗り出す。
出典:TVアニメ「啄木鳥探偵處」公式サイト

子供の拐かし事件と告発者Xの事件が同時進行した第11話。
「告発者Xの正体」と「拐かし事件の意味」についてそれぞれ考察します。


【告発者Xの正体】
正体は環かと思われた告発者Xですが、環の死後も告発状事件が発生したことから、Xは別の人物である可能性が出てきました。
さらに、今回の事件は「政府のお偉いさんが使用人を殺した」というものであり、殺された使用人(と思われる人物)を啄木が訪ねたところ、第9話で環が通っていた教会の告解室から出てきた男だったのです。
思わぬところで繋がった告発と告解。告解室とは、信者が自らの罪を告白し許しを請うための部屋であることから、告発者Xはこの告解室を通じて社会の不正や悪行を把握していた可能性があります。だとすれば、告発者Xは、信者の告白を聞く司祭か、教会関係者ということになり、やはり環の関与も否定できません。

考えられるのは次の2パターン。
①初め〜今回まで一貫して
 X=(環以外の)教会関係者
②初め〜園部まで
 X=環
 環の死後〜
 X=(環以外の)教会関係者

第9話の告解室のシーンはここの伏線だったんですね…。


拐かし事件の意味
これまでの事件に比べて、比較的すんなりと解決した「拐かし事件」。なぜ最終回の1話手前にあえてこの事件を取り上げるのでしょうか?
その意味はおそらく、拐かし事件と告発状事件の共通点である”事件の連続性”にあります。どちらの事件も、同様の手口が数件続いているという点が似通っているのです。

拐かし事件の連続性が告発状事件の連続性と同じ意味を持つのなら、
「犯人の標的はあくまで成田屋さんで、他の件は本命の拐かしを引き延ばすための伏線でした」
と啄木が言うように、告発状事件にも真の目的があり、それ以外はカモフラージュのための伏線だということになります。

これまでに起きた告発状事件は
第1話:鉱毒事件(荒川銅山)
第5話:贈収賄事件(内本汽船)
第9話:人身売買(園部)
第11話:?(政府要職)

この中に本命の標的があるとすれば、やはり園部のように思えるのですが、告発以外に真の目的があるのでしょうか?

次週はいよいよ最終回。気になることが多すぎます!