2020年夏アニメ「GREAT PRETENDER」がNetflixにて独占先行配信開始!
ネタバレ・感想レビューしていきます。

CASE2-2『Singapore Sky』
一味はシンガポールへ渡り、八百長エアレースを主催する2人の王子を標的に作戦を開始。だが、アビーは調子が上がらず、真人は彼女の様子を心配する。
出典:Netflix「GREAT PRETENDER」配信ページ
※ネタバレご注意ください※

アビーのトラウマの片鱗が見え隠れしたCase2-2。その内容と、王子の言葉に込められた皮肉について考察します。

【アビーの記憶
レース中、アビーには幼少期の記憶がフラッシュバックします。
それは戦争のシーンであり、両親に愛された記憶であり、彼女がバレエを踊る姿でもありました。その断片的な映像から想像すると、おそらく、バレエが得意で両親に愛されて育っていたアビーは、突如始まった戦争に巻き込まれ、自らも兵隊として前線に立ち、そして戦争によって両親を亡くしたのでしょう。

両親を亡くして生きる希望を失い、さらに自分だけが生き残ったことに罪悪感すら覚えた彼女は、現在「死ぬため」にローランの作戦に参加している、といったところでしょうか。


【皮肉】
そんなアビーの背景を思うと、王子の放った「女とは男を癒すミューズなんだ。だから野蛮な戦場に来てほしくない」というセリフに皮肉を感じます。

このセリフ自体は、王子が”シンシア”に対して彼の戦いの美学とでも言うべき持論を展開したもので、アビーの過去とは無関係です。
しかし、かつて幼いアビーが野蛮な戦場にかり出されなければ、彼女に今ほどのトラウマを残さずに済んだかもしれないことは事実であり、皮肉にも、現在彼女は王子の用意した戦場に来てしまっている。

人間誰しも死に向かって生きるものですが、死を目的として、死ぬために若い命を投げているアビーはあまりにも悲しい。
今後真人は彼女を変えていけるのでしょうか?

コンフィデンスマンJP Blu-ray BOX
ポニーキャニオン
2018-09-19