第11話「はるの嵐」
〜「魚住陸生」という名前〜
警察からの電話で晴の家に向かった陸生。
空き巣の被害はなかったものの、晴に懇願され家に泊まることにした。
ゆっくり話す機会がありながらも、陸生は榀子とのことは言えないでいた。
一方、榀子も徐々に進展して行く陸生との関係を浪に言えないでいた。
晴はお礼を口実に自分が作ったベーグルサンドを持って陸生のアパートに向かうが、家から出てきた陸生と榀子に遭遇してしまう…。
出典:TVアニメ「イエスタデイをうたって」公式サイト
今回は、ハルと榀子を対比させる演出について考察します。
①服の配色
②肉と魚

【①服の配色

青トップス×赤ボトムパターン
・リクオがハルの家に泊まった日、ハルが着ていたのは青のパーカー赤いショートパンツ
・榀子の部屋で手料理をふるまった日、榀子が着ていたのは青いコート赤いワンピース

赤トップス×青ボトムパターン
・ベーグルサンドを渡しに行くハルが着ていたのはピンク(赤)トップス青いスカート
・同じ日、リクオの部屋で手料理をふるまった榀子が着ていたのは赤いジャケット青いパンツ

2人に同じ配色の服を着せることで、かえってハルと榀子の違いを浮き彫りにする演出です。
この違いが②に繋がります。


【②肉と魚】
リクオがハルの家に泊まった際、ハルがふるまった朝食は、ベーコンエッグ・ソーセージ・トースト・サラダ。
《ハル=肉》
一方、榀子が部屋でリクオにふるまった夕食は、アジの南蛮漬け・サーモンマリネ(?)など。さらにその日、浪から電話で魚をさばいて欲しいと頼まれます。
《榀子=魚》

①であえて2人を同系色にしているからこそ、肉と魚の対比が効いてきます。
そして、リクオのフルネームは「魚住陸生」。魚と肉(陸のもの)が両方入った名前です。
つまり、リクオにとってハルも榀子も大切な存在であるという意味になります。


〜余談〜
階段でハルが涙ぐむシーン、画面がぼやけていくことで涙に滲むハルの視界を表した描写が素敵でした。第9話で榀子の赤らむ頬を画面自体を赤くすることで表現したシーンに似ています。