第9話「クリスマス・キャロル」
紅葉のように移ろう心
久しぶりに浪の家に食事を作りに行く榀子。
強引に迫ったことを反省し想いを語る浪に対し、榀子もこれまでの関係は壊したくないと告げる。
関係が修復し気を良くした浪は、榀子にクリスマスパーティーをしないかと提案する。
晴は、自分が会いに行くことが陸生の負担になると考え自ら引いたものの、気持ちが抑えきれず悩む。
杏子に相談するが、晴自身はどうしたいのかと問われてしまう。
出典:TVアニメ「イエスタデイをうたって」公式サイト
今回は、浪に対する榀子の心の変化その表現について考察します。

浪の家で浪と榀子が2人で過ごすシーン
①10月
②12月

10月
部屋に飾られているカレンダーは10月。鮮やかな紅葉が描かれています。
*紅葉(カエデ)の花言葉は「大切な思い出」「美しい変化」

このシーン、「この関係を壊したくないの」と言う榀子に、浪は「オレらと榀子の関係はどうなったって絶対壊れるわけないじゃん」と答えています。
「壊れない」→「変わらない」と話す2人をよそに、カレンダーの紅葉は「変化」を示唆しています。


【②12月

クリスマスイブ。
榀子と浪はそれぞれ赤と緑の服を着て、わかりやすくクリスマスカラー(恋人たちの色)に染まっています。
さらに、似顔絵を描く浪を見つめる榀子は急に”浪と2人きりであること”を意識→浪を異性として意識し、この瞬間、画面全体がほんのりと赤く色づきます。榀子の高揚する胸、体温を表す描写です。
これまで榀子の目には「湧の弟」「家族」としか映らなかった浪が、初めて1人の異性になった瞬間であり、①10月に紅葉が示唆した通り変化が訪れました。


リクオへの気持ちに変化が表れ始めていた榀子でしたが、浪に対して急展開。
榀子先生は先が読めません…