第6話『忍冬

人気役者の橘乙次郎が活人形「金銀花」にかみ殺されるという猟奇事件が話題となる。ほどなくして乙次郎の後輩である泉若が自首したことで落着を見ていたが、泉若はミルクホールで働く季久と恋人同士だった。
吉井は、片思い中の季久から泉若の無実の証明を頼まれる。そこに、京助と絶交中で金欠の啄木が割込み、二人で事件を調べることに。季久に好かれたい一心の吉井は、「金銀花」でぼろ儲け中の傀儡館の館主が犯人とにらみ、啄木と一緒に傀儡館へと乗り込んでいくのだったが……。
出典:TVアニメ「啄木鳥探偵處」公式サイト
《概要》
吉井の推察には乗らない様子の啄木は、こっそりと季久に文を出す。

午前3時。
吉井と啄木は、館主が金銀花の姿で現れたところを捉えようと傀儡館で待ち伏せる。
しかしそこへ現れたのは、短刀を手にした季久だった。


事件の真相はこうである。
人形に異常な性癖を持った乙次郎は、後輩の泉若に命じて、金銀花の人形を夜な夜な自宅まで運ばせていた。
乙次郎の”作り物”に対する性癖は人形にとどまらず、片目が義眼である季久にも興味を示し、彼女を襲う。しかし季久はこれに対抗し、乙次郎を斬り殺してしまった。

季久と恋仲だった泉若は季久をかばって自首。
季久は、泉若と結ばれたい一心で彼を救い出そうと吉井に助けを求めたのであった。


真相を知られた
季久は、吉井と啄木を殺そうと斬りかかる。
そこへ外から”警察”を名乗る(京助の)声がして、二人は間一髪、季久を取り押さえた。

釈放された泉若は、最後まで、乙次郎を殺したのは自分だと言い張ったという。


【活人形】
活人形は日本の見世物のひとつ。
江戸後期から明治にかけて製作された細工物であり、実際に生きている人間のように見えるほど精巧な細工がほどこされている。


【忍冬】
すいかずら。別名「金銀花」。金銀花とは、花の色が白から黄色へ変化することからその名が付けられた。花言葉は「愛の絆」「献身的な愛」。


吉井の片想いとはいえ、好きな相手に斬りかかられるというのは何とも残酷な仕打ちでした。
前回の季久を巡っての恋歌合戦がまさか布石だったとは、、、。


啄木鳥探偵處 (創元推理文庫)
伊井 圭
東京創元社
2008-11-22