第12話『芝浜UFO大戦!』
 
SNSで依頼した音楽が映像とまったく合わないという問題が発生した。大団円のダンスシーンはデモ音源に合わせて水崎が作画しており、曲が変わると成立しない。浅草が出したのは、ダンスをやめてラストを作り直すという大胆な結論だった。実は終わり方にずっと疑問を感じていたが、変更すれば納得できるものになるという浅草の説明を、金森と水崎は受け入れる。そしてコメットA当日。映像研の新作アニメ「芝浜UFO大戦」とは?
出典:TVアニメ「映像研には手を出すな!」公式サイト

音楽合わない問題
SNSで依頼した音楽が映像と合わないという事件。
厳密に言うと、水崎氏が想定した当初のデモ音源と真逆の方向性の音楽が上がってきていた。
これについて湯浅監督は

との解説。おぉ、なるほど。単純にミスなのではなく、目的はあっていたがそれぞれの手段が違っていたために起きたことなのですね。
台詞でもたしかに
水崎「全然内容と合ってないじゃん」
百目鬼「むしろ正反対」
と言っています。この正反対は、音楽家にとって”あえての正反対”だったということ。



「撃っていいのは…」
最終回でも金森氏のコメントが光りました。
音楽の問題を解決するため、DVDの制作業者に締め切りを伸ばしてもらおうとする映像研でしたが、締め切りは待っても深夜12時までな上、深夜料金で倍額を求められてしまう。当然そんな予算などなく、業者との契約は破談に。「少しくらい待ってくれたらいい」と言う水崎氏に対して以下金森氏のコメント。

 学校は我々を守り、正当と判断すれば協力もしてくれますが
 一歩外に出れば我々の活動を守るモラトリアムなど存在しない

前回まで散々学校からの”制約”に苦しみ、外の世界での活動を求めてきた映像研ですが、外には外の厳しさがある。「自由」と引き換えに「責任」を負うことを学ぶ場面です。
(撃っていいのは撃たれる覚悟がある奴だけだ!)



ラストを変更
音楽問題を解決するため、ラストを変更すると言う大胆な行動に踏み切った浅草氏。
これまでのラストは、音により全員が一斉に理解し、争いをやめて共存するという大団円。
しかし「完全な50/50など存在しない」として、互いの捕虜が争いを止めさせようと考え続けるラストへ変更。
これが実際にどう描かれているかを見ていくと…
⑴音を鳴らして理解を求める
⑵味方と敵の間に入って攻撃を止めさせる
⑶敵陣の中に一人乗り込み、戦う気がないことを表明
という三段階で、争いを止めさせるためにどうすべきかを常に考え続けていました。


さいごに
この3ヶ月間、映像研と一緒にコメットAまで駆け抜けたような、まるで大人の文化祭にでも参加していたかのような、夢中になれる時間でした。
アニメで盛り上がったのはもちろんのこと、原作には原作の良さが確実にあるので、未読の方はぜひ読んでいただきたいです。
今回は原作3巻までのアニメ化でしたが、2期も間違いなく期待できる本作品!
浅草、水崎、金森氏の3人が早くカムバックしますように!!ありがとうございました!!
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出典:TVアニメ「映像研には手を出すな!」公式サイト
(余談:声優オーディションまでした芝浜UFO大戦のアフレコはどこへ行ったんですかね?応募者の中に湯浅監督も入っていたと思うのですがw)