第11話『それぞれの存在!』
 
コメットAでの新作アニメ発表のためにDVDの複製を依頼していた写本筆写研究部が、不正取引で警備部に摘発された。教頭や生徒会による映像研への監視の目は厳しくなるばかりだ。しかし金森は、学校側が活動を認めざるを得ない状況に持ち込む策をめぐらせていた。一方、浅草はなかなか決めきれずにいた「敵」の設定とストーリーの核心についにたどり着く。コンテができあがったことで水崎の作画も順調に進み、完成が見えてきた。
出典:TVアニメ「映像研には手を出すな!」公式サイト

「遊べ、若人よ。」
スケジュールお構いなしに遊びまわる浅草と水崎に手をやく金森。そんな金森に、顧問の藤本先生が助言をする。
アニメでは台詞の一部が抜粋されているが、原作ではさらに

自由にやってる時が一番良い物作るんだろ?
遊び方をコントロールするのが、良い管理者ってもんよ。
いい仕事は、いい遊びからよ。遊べ、若人よ。
(第16話 アトランティスにカッパの幽霊あらわる より)

と続いている。

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出典:TVアニメ「映像研には手を出すな!」公式サイト

藤本先生の人間的深みが出た名シーン。
このシーンについては湯浅監督も言及している。


顧問の助言を受け(?)探検に出かける3人。
最終回を前に奇をてらった派手な展開を描くのではなく、いつもと変わらない探検シーンに惜しみなく時間を割くあたり、「映像研」という作品の良さを最後まで伝えきる制作チームの心意気が伝わってくる。




浅草と金森の出会い
浅草と金森が初めて出会って”仲間”になった中学時代のエピソード。
原作では第19話「はじめての仲間」にあたる。
ここはアニメも良かったけれど、とにかく原作を読んで欲しい…!
原作漫画のBGMも彩色もない世界だと、浅草氏の一言一言がより際立って伝わり、それが金森氏に初めて出会った浅草氏のぎこちない感情の機微を読者に強く印象付けている。
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出典:TVアニメ「映像研には手を出すな!」公式サイト

ちなみにアニメで納得したのは、風邪をひいて寝ている金森氏が着ているスウェットの色。
黒でも白でも青でもなく、グレー!!そう、金森氏は絶対にグレーだよな!!



芝浜UFO大戦
コメットAに出品する作品「芝浜UFO大戦」のストーリーがようやく完成。
作品のテーマは共存。敵同士だったカッパと人間が互いに相手を理解しあい争いが止む。

この設定が、実際に映像研を取り巻く状況とオーバーラップするところが素晴らしい。

環境が価値観を作るのだから、いろいろな考えの人がいて当たり前。
お互いは”敵”ではなく、ただ理解し合い分かり合うための存在。

それは、映像研の活動を認めない学校との対立も、理解によって共存させていこうとする3人の姿そのものだった。



次回最終回…このブログを書けるのもあと1回。さみしい。もっと映像研楽しいって騒ぎたい!