第10話『独自世界の対立!』
 
浅草は描きたいシーンを次々と発案、水崎はSNSを使って音楽を発注、金森は声優オーディションを企画――。自主制作物展示即売会「コメットA」での新作発表に向けて映像研は猛進する。しかしその活動は教師たちに目をつけられることとなった。学校外で活動するリスクについて生徒会のさかきにも忠告されるが、3人はアニメ制作を続行。ストーリーを決めるためのヒントを求めて、音響部・百目鬼(どうめき)の音ロケに同行する。
出典:TVアニメ「映像研には手を出すな!」公式サイト

学校との対立
コメットAへの参加という、学校外での金銭の授受を伴う活動について教師たちに目をつけられた映像研。
教師を相手に一歩も引かない金森氏の主張が見どころです。
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出典:TVアニメ「映像研には手を出すな!」公式サイト

以下は原作にはない、アニメで追加された金森氏のセリフ。

ビジネスを知らない人間は知っている人間に遅れをとり不幸な人生を送ります。夢とか努力といった見せかけだけの言葉を押し付けて自分たちの面倒になることは煙たがる。それが教育ですか?」

「甘いですね。部活動でありがちな『作れただけでよかった』という考えでは将来路頭に迷います。」

「そもそも商工会には制作費の援助をお願いしたのではなく、共同事業を提案したのです」


金森氏の言うように、学習指導要領ではビジネスを扱わない。
一度学校を卒業して社会へ出れば、そこはビジネスの世界なのに。
そのことに気づける金森氏のような一握りの学生にとって、学校という世界はあまりに狭く、長い鳥籠なのだろう。
これをわざわざNHKで放送することにめちゃくちゃ意義がある!!!




音狩り!
百目鬼氏の音ロケに同行する映像研の3人。
浅草は見るもの全てから着想を得るのだが、中でも素晴らしかったのが時計のビルから考えた1本。
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出典:TVアニメ「映像研には手を出すな!」公式サイト

かつて繁栄を極めた雑居ビル。その頂上に設置された巨大な時計の内部には、莫大な財宝が隠されていた!
そして、それを狙う怪盗連合!(に扮する金森水崎百目鬼)
対するは!雑居ビルの雇われ用心棒。ラストは屋上のススキ原で決闘。

最後の「雑居ビルの雇われ用心棒。ラストは屋上のススキ原で決闘」の浅草氏が素晴らしい…
伊藤さんのアフレコが完璧にハマっていて、原作をより立体的かつ魅力的に見せてくれています。
何度でも見返したくなる、クセになるシーンです!

さらに、百目鬼が波形を操るシーンは、音という目には見えないものを映像としてどう表現するか熟考されたのが伝わってくる出来栄えでした。百目鬼氏と音だけでかなりの長尺でしたし、何よりあんなアニメーション今まで見たことなかった