絶賛放送中のアニメ「映像研には手を出すな!」で、主人公浅草みどりを演じる女優、伊藤沙莉さんがTBSラジオに登場!
しかも、TBSの看板カルチャー番組「アフター6ジャンクション」で、パーソナリティーは湯浅監督の大ファンであるライムスター宇多丸さんと、漫画アニメに精通するフリーアナウンサー宇垣美里さん! この対談は聴き逃せない!ということで、さっそく放送内容をレポートします!

以下の内容は、発言の趣旨を汲み取り、文字として伝わりやすくまとめたものです。発言内容を一言一句そのまま文字起こししたものではありません。
そのまま聴かれたい方は👉TBSラジオクラウドからどうぞ!


内容は基本的に伊藤沙莉さんへの一問一答形式でした。

Q.伊藤さんから見た浅草みどりってどんな人物?
A.コミュニケーションが苦手で、その部分を金森氏と水崎氏が埋めてくれている。
怖がりだったり、出かけるときお母さんに確認したり、こだわりを喋り出したら止まらなくなったり…可愛い、愛おしい。


Q.オファーが来たときの感想は?
A.ファンの方がたくさんいる人気作品なので、まさか自分が、私でいいのかな、と。連続TVアニメはやったことがなかったし。


Q.浅草みどりと自分の重なる部分はある?
A.浅草氏の変わった言葉遣いについて、金森氏が「会話が苦手だから、妙な語尾で心を守っているだけ」と解説しているが、自分(伊藤さん)自身も、何かをすごく伝えたいときに熱くなりすぎるのが恥ずかしく感じて、変な言葉を使ってしまう。出せばいいのに封じ込める葛藤の感じが、浅草氏と通じるかも。


Q.(実写の)女優と声優の違いは?
A.「人間を描く、表現する」という根本は同じだが、
女優は、自分がプランニングしたものよりも、引いて引いて、やっと人間らしくなる(引き算)。
声優は、声だけしか武器がないので、その分、足して足しての足し算。ここまでやるとさすがに大袈裟なんじゃないかと思うものがピタッとハマる。


Q.田村睦心さん(金森氏)、松岡美里さん(水崎ツバメ)からのアドバイスは?
A.田村さんに、台本のめくり方を教えてもらった。パラっとめくる音が被るとやり直しになってしまうので。


Q.噂によると、アニメなのにアドリブが多かったとか?
A.例えば、走っているときの「ハッハッ」という息づかいのような、言葉にならない声は全てアドリブでした。
また、映像研の3人がモブキャラの声もやってて。「〜部です!来てください!」とか、そういうのもアドリブでしたね。


Q.浅草はセリフが長いが苦労はあった?
A.セリフは秒数が決まっている(ボールドが出ている間にセリフを入れなきゃいけない)が、浅草氏だからといって早口でやっているとメチャクチャ尺が余る。私(伊藤さん)自身がもともと早口なので、やりすぎちゃってメチャクチャ余ったりしました。


Q.(その尺を取ってる)湯浅監督には、その尺なりの理由があるんだよね。ここはこのテンポで、とか。
A.はい。あとニュアンスとか、「ここの言葉は聴かせたい」とか「ここはこういう気持ちで言ってほしい」とかが、一つ一つに詰まっているからこそ、ただの早口では終わらず、”熱弁”に変わる。そういう演出をして下さってる。


Q.湯浅監督の指導はどういうディレクションなの?
A.シャイな方で、基本的には何も言ってこなくて自由にやらせて下さる。
ただ、監督から一番言われたのはSE
妄想の世界の効果音(SE)を、浅草の妄想のときは浅草がやって、水崎の妄想のときは水崎がやる、って考えたのは完全に湯浅監督。そうやって妄想の世界を表現するとはまさか思いつかなかったので、監督は天才でしかないな、と。
SEが文字になっているとどういう音なのか分からないこともあり、そういう時は監督が実演してくれた。




以上、抜粋・編集してまとめてみました。
女優の伊藤さんによる「女優と声優の違い」や、「湯浅監督の演出の舞台裏」がうかがえて大充実の内容でした!伊藤さんのお話も素晴らしかったし、聞き手の宇多丸さんと宇垣さんがちゃんと作品を理解しているからこそ引き出せた内容だったな、と。より一層アニメ映像研が楽しめる内容でした!