第8話「虫籠の姫君」
 
E-01軍と街の人たちとの激しい交戦が続いていた。商人、市民、E-05の軍人がお互いに連携を深め、それぞれの役目を担いサリフたちに戦いを挑む。最中、ナジやリジーたちからイリの無事を託されたキドウは、イリが連れていかれたE-07へと向かう決意をする。
出典:Netflixオリジナルアニメ「虫籠のカガステル」公式サイト


E-07(虫籠)のシステム
7話で語られたカガステルの知識を元に、実際に虫籠にされた07のシステムを把握する。
07では、タニアがカガステルの女王となり虫たちを統御することで、人間を襲わないようにコントロールしている。ゆえに、タニアの力が続く限り人間にとって”平和”だが、タニアに何かあればその”平和”は即座に失われる。首謀者アドハムいわく、そうならないためにフランツが存在する。




アドハムの理想郷
アドハムが07において実践しているのは「カガステル化しない”純粋な”人間だけが人間として生きる世界」という理想郷である。
そこでは、潜在的にカガステル化可能な人間は全てカガステルにされ、女王の統制の下、人間を襲うことはないため、カガステル化しない人間は何にも恐れを抱かずに生きることが出来る。あたかも「人間が全てを支配しているような」世界である。




次の虫籠
現在虫籠の07も、①女王が子孫を残さなかったこと②虫たちが老いて死へ向かいつつあることから、いずれアドハムの理想を維持することができなくなる。
そこでアドハムは、05を次の虫籠にし、イリをその女王にしようとしている。



「さよなら、イリ」
自分の行く末に迷うイリに、アハトは「命の価値は自分で探すんだ」と、自分の使命を自分自身で選択するよう諭す。それは人間のエゴによってこの世に創り出され、生まれたときから人として生きることを許されなかったアハトの切なる生き方だった。
タニアに会うことを決めたイリに、「お前が生まれてきてくれたことに心から感謝している。さよなら、イリ」と別れを告げ、アハトは自ら盾となってイリをタニアのもとへと逃すのだった。



アドハムのあまりに脆い理想郷。人間とそれ以外という区別は、アパルトヘイトのような差別思想です。

それにしてもアハトの出生、宿命を思うと泣けてきます…。
アハトが花江夏樹さんで良かった…ありがとう…。