第3話『実績を打ち立てろ!』あらすじ
 
映像研の3人に与えられた部室は、天井も壁も穴だらけの古い倉庫。まずは修理が必要である。作業を始めた浅草は宇宙船の修復訓練を夢想する。そして3人は、「予算審議委員会」でアニメを発表し、活動をアピールすることを決める。浅草のスケッチから舞台設定を選んで構想を練る3人。浅草は戦車を発案。水崎は作画の“演技”にこだわる。そして、プロデューサー的視点を持つ金森は、浅草と水崎の創作へのエネルギーを焚きつける。
出典:TVアニメ「映像研には手を出すな!」公式サイト

3話の見所は後半の、水崎と金森の掛け合い。

1話でも触れましたが、クリエイター気質の水崎プロデューサー視点の金森との違いが、制作現場の葛藤を分かりやすく描き出しています。

水崎「アニメーションは動いてなんぼ!」
 水崎の目指すアニメーションは、動きの探求にあります。
「日常の何気ない立ち振る舞いも、動画で描くと十分見栄えするんだよ」

金森「地味!とにかく派手なアニメを!」
 そんな水崎のアニメーションを、金森は「コストが高くて地味」とバッサリ。
「もっと効率の良いパッと見誰にでもわかる派手なアニメ」を求めます。

水崎「アニメーターは役者!」
 さらに水崎は、プロアニメーターについてこんな言及をしています。
 「プロのアニメーターは実際に刀持って振ってみながら描くんだよ」
 そうやって着物の動きや可動域を研究し、自然な動きを作画に活かす。すなわち、アニメーターは役者であり、すべてがアニメーターの演技なんだ!(グッときますね…。)

 ちなみにこの手法は、実際にウォルト・ディズニーも取り入れています。
ウォルトは「バンビ」を制作するにあたり、動物のリアルな動きをアニメーションならではの描写に上手く取り入れるため、アニメーターたちに解剖学を学ばせたり、実際に動物たちと触れあわせたりしました。ここまでの徹底したリサーチがあってこそ、ウォルト・ディズニーが誇る素晴らしいアニメーションが実現したんですね。